テーマは「 後の世代の者に語り告げよう 」です


【詩篇78編1-8節】

私の民よ。私の教えを耳に入れ、私の口のことばに耳を傾けよ。

私は、口を開いて、たとえ話を語り、昔からのなぞを物語ろう。

それは、私たちが聞いて、知っていること、私たちの先祖が語ってくれたこと。

それを私たちは彼らの子孫に隠さず、後の時代に語り告げよう。主への賛美と御力と、主の行われた奇しいわざとを。

主はヤコブのうちにさとしを置き、みおしえをイスラエルのうちに定め、私たちの先祖たちに命じて、これをその子らに教えるようにされた。

後の世代の者、生まれてくる子らが、これを知り、彼らが興り、これをその子らにまた語り告げるため、

彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その仰せを守るためである。

また先祖たちのように、彼らが、かたくなで、逆らう世代の者、心定まらず、その霊が神に忠実でない世代の者とならないためである。

詩篇78編を読むと、イスラエルの民が40年間荒野を通った時の様子が自然に思い出されます。

神はその時の彼らの姿を隠すことなく、すべてさらけ出しました。



世界の歴史を見ると、それぞれの国が歴史を歪曲して書くことが多いです。


見せたくない部分を隠し、悪いものを良いものにすり替え、先祖たちの罪も隠し、それを後の世代の者に教えます。

これは正しいことではなく、悪です。


偽りの歴史を学ぶ子孫たちは、また同じ罪を起こしやすいです。



神は選民イスラエルの先祖たちの罪をこのようにさらけ出した理由を7-8節で語りました。

ですから過去のあやまちを二度と行わないためにも繰り返して教えないといけないです。


特に神は、神に対する彼らの態度を問題にしたので、その部分を知りたいと思います。




神の姿




・神は多くの奇しいわざを行って彼らを40年間荒野で導きました。


・神は憐れみ深い方で、彼らの咎を赦して滅ぼさず、幾度も怒りを抑えました。


・神はご自分の民を羊の群れのように連れ出し、荒野の中を連れて行かれました。


・あまりにもひどい民に対して、時には激しい怒りで彼らを裁きました。




人間の態度




・神の契約を守らず、神の教えに従って歩むことを拒み、神が見せて下さった多くの奇しいことを忘れてしまった。


・神に罪を犯し、神に逆らった。


・心のうちで神を試みた。


・神を信じず、御救いに信頼しなかった。


・神から食べ物を受けても欲望から離れなかった。


・神の奇しいわざを信じなかった。


・神を欺き、彼らの心は神に誠実ではなく、神の契約にも忠実ではなかった。


・ずっと神を悲しませた。


・彼らは神の力をも、神が敵から贖い出して下さった日をも覚えていなかった。


・神を裏切り、刻んだ像を拝んだ。






このようにひどい民であったにもかかわらず、神がどのように彼らを導いたのかを自分たちの姿も重ねながら見るならば、私たちは多くのことを学ぶことが出来、また悔い改めることも出来ます。


見捨てられていないだけでも大きな主の愛を感じます。


2021.8.8
聖日礼拝メッセージ

シャローム松山教会


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